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兵庫のおじさん 愛のブランデー日記

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2007年 08月 27日

ちっぽけな”愛”の予感。これは映画化したら絶対あたる。

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阪急電鉄の、神戸線三宮駅から西宮北口駅に向かう回送電車で、
春日野道−夙川間の一部約9キロを無免許の23歳の女性車掌が
運転しとった事件な。
同僚の32歳の男性運転士が運転をそそのかしたらしいけど、
わし、この事件には、どことなく”ちっぽけな愛”の匂いを感じるんや。
事故にならんかったのがせめてもの救い、
しかし、この事件で二人はクビになるかも知れん。
23歳の女と32歳の男。
考えたら、どうしようもないほどアホなことしたわけや。大人のクセに。
けどな、大人のクセに、人生棒に振るかも知れへんのにやってまう。
そこに真実の愛が隠されてる可能性があるような気がするねん。

素直に「好きや」と言えなくて、
代わりに「どうや。運転してみるか?」というコトバが出てもうた男。
せめて、デートに誘ってくれると期待しとった女は、
「なんで好きって言うてくれへんのん?」というコトバを胸の奥で噛みしめながら、
「うん」と短く答えて、操縦レバーを握ってしもた。
しばらくして女は、ほんまは恋心を伝えたかったんやけど、
勇気が足りへん。「操縦レバー、この持ち方でええの?」と男に聞いてまう。
「いや、ギュッとやなしに、もっと軽く握った方がエエ」と、男は、
そこで初めて、自分でも信じられへんほど大胆に、
テニスのコーチが女生徒にするように、操縦レバーを握る女の右手に
自分の右手を重ねて、「こうや」と言うた。
車掌と運転士。制服を通して微かに感じる互いの鼓動。
女の期待は、確信に変わる。
それでも男は、肝心なセリフを言いあぐねてる。あかんたれ。
通り過ぎる踏切のサイレンは、悲しい恋のメロディーに聞こえる。
ジリジリした女は、操縦レバーを習ったのとは逆に思わずギュッと握り、
気ぃついたら時速110キロも出てしもた。
焦った男は、我に返って、「危ないやないか!」いうて、女の手を操縦レバーから
振り払い、自分が運転に戻ってしもた。
女は、よろけるように男の傍らへ。
遠ざかる男のアフターシェイブクリームの匂い、
ふと、女の瞳からつーとこぼれる涙、一筋。
そんなことやないかなあ思うて、ちょっと書いてみた。
いや何の証拠もないけどな、そんな気ぃがする。

もしもワシのいうことが当たりやったら、この二人、
常識なんか捨てて、”愛”に生きた方がエエ。愛の回送電車や。
十三の外れあたりに「愛の回送電車」いう小さな居酒屋を出したらエエ。
そしたら、会社クビになって人生の負け組のこの二人も、
再チャレンジで人生の勝ち組になれるかも知れへん。
正社員の頃には感じへんかった人生の奥深さ&酸いも甘いもわかるやろ。

今日ワシ、めっちゃエエこと言うてるなあ。

人生の勝ち組は”愛”のある人間やという意見を述べとる映像や。
「自己啓発セミナー:人生のオーナーへの道」
これがほんまのオールタナティブや(黒笑)


他のもんもテーマは、愛や。

兵庫のおじさんの人生相談や
こんな「六本木ヒルズ」は アカン。
ちっぽけな”愛”の予感。これは映画化したら絶対あたる。_d0105688_20195625.jpg

こんなセクスィー「大根」は困る。
安倍ちゃんビックリ「記憶力クイズ」や。


ほーむぺーじや

みくしぃや


by ojisan-blog | 2007-08-27 20:20 | 言うたらなんやけど


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