2007年 02月 19日
わしな意外と古い人間やねん。 せやから、新しいもんより、古いもんの方がエエと、 思うてしまう傾向があるのや。たまにやけどな。 SMAPの木村拓哉主演のTBSはんの「華麗なる一族」な。 TVシリーズとしては、2回目のやつや。 こんな記事があるんやけど、 この記事とは関係ないところで、わしが思うたのはなぁ。 1974年に公開された映画の 山本薩夫監督版「華麗なる一族」との圧倒的なラベルの差や。 嘘や思うたら、一回、見比べてみてみ。 同じ原作を基にした演出を見比べてみてみ。 同じ主演の仲代達矢と木村拓哉の演技を見比べてみてみ。 わし、ため息まじりにピンときたけど、 この二つの「華麗なる一族」の間には、深くて暗い河が流れとるなぁ。 カスピ海産のキャビアと秋田のとんぶりの差ぁなんや。 別にとんぶりがアカン言うてるんやないで。わしも、とんぶり食うで。 ちゃうねんちゃうねん。 最高級のシャンパンをグラスに注いだ後で、 カスピ海産のキャビアやと思い込んで銀のさじで口に放り込んで、 その瞬間にとんぶりとわかったら、ショックやろ? 間接照明にしてアロマオイル炊いてるお洒落な部屋では、 往々にして、こういうことが起こりうるんや。 でも実際に、どっかの超高層マンションで、 キャビアと思い込んでとんぶり食うてる家、多いんとちゃうか? 映像のとんぶりや。 わし鋭い意見いうてしまうけど、 1974年と2007年、この33年の間に、 ニッポンはモノ作りの力が確実に落ちてしもうたなぁ。 H2ロケットも落ちるし、日本航空の株価も下がるわけや。 せやから、いまの「華麗なる一族」見る度に、 「華麗なる日本のモノづくり」のことに思いを馳せてしまうわけなんや。 けどな、別に木村拓哉主演のTBSの「華麗なる一族」がヒットする現象が、 悪いいうてるわけやない。 こういう大味のもんを好む大衆が増えたらな、 案外、とんぶりをキャビアとして売れる新しい市場ができるかも知れへん。 (もう既にあるかも知れへんけどな) おまけに、「あるある」とか「思いっきり」とかで、 「とんぶりはダイエットにええ」とかやってくれたら、巨大産業の成立や。 経済活性化するがな(黒笑)。 ひょっとしたら、TBSはんは、そこまで深いこと考えて、やっとるんかも知れへんなぁ。 お国思いやなぁ。 かしこいなぁ。 「兵庫のおじさん」 「兵庫のおじさん」また別のお話や
by ojisan-blog
| 2007-02-19 11:08
| メディアに愛のボヤキ
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混迷を深める21世紀ニッポンにぬるりと現れた驚異のブラックコメディCGアニメ「兵庫のおじさん」の主人公 おじさんが敬愛するボヤキ漫才の人生幸朗師匠に オマージュを捧げつつ語る粘着質な愛の真実たち by ojisan-blog カレンダー
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